脂質

炭水化物と同様に活動するうえでのエネルギーになるほか、細胞膜や脳神経細胞の材料になります。また、血圧や血液の凝固、炎症作用などの体の機能にも深く関係しています。

脂質は、大きく単純脂質、複合脂質、誘導脂質に分類されます。単純脂質として体の中に多く存在しているものに中性脂肪があげられ、主にエネルギーの貯蔵に関係しています。複合脂質は、細胞膜や脳神経細胞の材料になります。誘導脂質は、単純脂質や複合脂質が体の中で分解されることにより生じるもので脂肪酸やコレステロール、ステロイドなどがあります。主に体の機能を整える働きがあります。

脂肪酸の種類

脂質を構成している脂肪酸は、炭素が鎖状に繋がったもののそれぞれに水素が結合する形をしており、全部の炭素に水素が結合しているものを飽和脂肪酸、水素が結合していない箇所があるものを不飽和脂肪酸と呼んでいます。不飽和脂肪酸はさらに水素が結合していない場所に応じて大きく1価不飽和脂肪酸、n-3系脂肪酸、n-6系脂肪酸に分類されます。

脂肪酸分類図

牛や豚の脂やバターなどの動物性の油は、主に飽和脂肪酸を含みます。大豆油、コーン油、ひまわり油などの植物性の油は、n-6系脂肪酸を含みます。魚介類由来の油は、n-3系脂肪酸を含みます。これらの油はそれぞれに異なる働きをするため、日本人の食事摂取基準(以下基準)ではそれぞれの脂肪酸について目標量を定めています。

1日に必要な量

基準によると1日に必要な脂質の目標量は、30~49歳の場合必要エネルギー量の20%以上25%未満となっています。例えば1日に必要なエネルギー量を2,300キロカロリーとすると、脂質として摂るべきエネルギー量は、460キロカロリー以上575キロカロリー未満となります。脂質は1gあたり9キロカロリーのエネルギー量がありますのでおおよそ、51gから64g程度となります。また、それぞれの脂肪酸についての目標量は、下の通りとなっています。

飽和脂肪酸
必要エネルギー量の4.5%以上7%未満(12gから18g程度)
n-3系脂肪酸
2.1g以上
n-6系脂肪酸
必要エネルギー量の10%未満(26g未満)

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